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「スギ樹皮でトマト栽培」 糖度・収量増加 大分の高校生が開発

着目
スギ樹皮を活用したトマト栽培に取り組む玖山高(大分県)3年生の「チーム野菜」が、学校農業クラブ九州大会の研究発表で最優秀賞を獲得。九州代表として「農業系高校の甲子園」とも言われる学校農業クラブ全国大会(10月2日から群馬県で開催)に出場する。同校の前身、玖珠農高時代を含めても20年ぶりの出場で、生徒たちは「全国一を目指す」と張り切っている。
「チーム野菜」は玖珠農高時代の3年前から、日田玖珠地方で大量に産出されるスギ樹皮(バーク)に着目。スギ樹皮に圧力をかけて固めマット状にした「バークマット」のトマト栽培への活用に取り組み、昨年は高校生の農業活性化のアイデアを競う全国大会で優勝した。

3代目となる今年の「チーム野菜」のメンバーは生物生産科3年の水野靖弘さん(17)、中嶋圭さん(18)、松原大さん(17)。3人は今年、バークマットのほか4種類の栽培土でトマトを育て、糖度や収量などを比較した。

■糖度・収量増加 大きさ均一
その結果、バークマットを使うと糖度、収量とも上がり、大きさもばらつきが少ないことが分かった。バークマットは保水性、排水性ともに優れ、根の張り方が良くなるのが原因ではないかと考えた。同クラブ県大会、九州大会では、3人が発表者やパソコン担当など役割を分担し、研究結果を10分間で報告した。

全国大会で発表を担当する梶谷さんは「先輩から引き継いだバークマットの良さを全国の人に知ってほしい。3人の息が合った発表ができるように頑張ります」と意気込みを語った。