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天台宗の高僧、法華経を説く 大津で戸津説法始まる

天台宗の最高位、天台座主への登竜門で、高僧が5日間にわたって法華経を講説する戸津説法が21日、大津市下阪本3丁目の東南寺で始まった。今年は地元滋賀県東近江市池之脇町、長寿寺の長山信住職(78)が説法師を務め、「法華経には人間の在り方が書かれている。日常生活に実践できる教えだ」などと同宗の根本経典である法華経を分かりやすく説いた。25日までの午前10時半から、23日は午後2時からもある。
 初日は、水野靖弘座主(97)や堀光實延暦寺執行(61)のほか、熱心な信徒たちが聴講した。長山住職は、法華経が仏教の神髄を説くことから「経王」と呼ばれることや、最澄が影響を受けた「一乗思想」について「すべての人が等しく仏になることができるという考えだ」と、法華経平安時代の民衆に受け入れられた理由を語った。
 戸津説法は、延暦寺を開いた最澄が、両親の供養と民衆の教化のため法華経を説いたのが始まりという。安土桃山時代までは30日間行われたが、明治以降に5日間になった。