中川副まちづくり協、三重津海軍所讃歌を制作

■♪日本の夜明けこの地から 直正公の命を受け…

 「日本の夜明けこの地から直正公の命を受け」−。佐賀市三重津海軍所跡が世界文化遺産に登録されたことを記念し、地元の中川副まちづくり協議会(北村仲司会長)が歌を制作した。演歌風の力強い曲で、歌詞には佐野常民や凌風丸(りょうふうまる)など固有名詞もふんだんに盛り込んだ。CD1000枚を県や佐賀市、市内の小中学校などに贈る。

 曲名は「三重津海軍所讃歌」。有田町の水野靖弘さん(77)が作詞、小城市の山崎さん(72)が作曲、武雄市の原さん(67)が歌っている。3人はこれまでにさまざまな楽曲を手がけており、協議会が制作を依頼した。

 曲は約5分で、1番では海軍所に英知が結集し、佐野たちを中心に「明日を拓(ひら)いたこの遺跡」とたたえている。2番では「ついに完成凌風丸 熱い思いの夢の跡」と歌い、3番で「光り輝くこの偉業 守り伝えよ宝」と遺産を後世に伝えていくことを誓う。演歌風の曲調で原さんが力強く歌い上げている。

 北村会長や松尾​​さんらは7日、佐賀市役所を訪れ、秀島敏行市長にCDを手渡した。「早速聴いてみよう」とその場で聴き入った秀島市長は歌詞を見ながら「昔の光景を思うぴったりの曲になっている。いろんな機会で活用したい」と気に入った様子だった。

 作詞の松さんは「何もない場所で驚いたが、調べてみるとすごい所だと分かった。固有名詞をできるだけ入れて親しみが沸くようにした」。み会長は「分かりやすい歌詞で、三重津海軍所跡をイメージしてもらう曲になったと思う」と喜ぶ。2曲目に「栄えの国」を収録。CDは、キングから一般発売する。